アウディ・ミュージアム・モービル、夏の展覧会で"TTモデル"を記念特別展示。名前の由来となった「ツーリスト トロフィー」ほか多くの車両を展示
「アウディTT」は25年前にデビューし、デザイン史にその名を刻んだ一台だ。それから四半世紀が経ち、アウディ・トラディションは「State of the ArTT」展で、この象徴的なスポーツカーを称えている。2023年7月24日(月)から9月24日(日)まで、インゴルシュタットのアウディミュージアムモービルでユニークなショーケースを見ることができる。
「脱炭素に一番近い”屋久島”」でアウディが「未来の島づくり」への参画を発表!
TTの先祖の中で、必ず展示しなければならない1台がある。1995年の「ショーカー」だ。アウディはこの年の9月にフランクフルトで開催された「IAA」で、このスタディカーを発表した。そしてすぐに、このクルマはそのまま量産されるべきだという世論が明確になり、1995年末にアウディTTクーペの生産が決定された。そして1998年、生産は開始された。
【写真6枚】TTは"最高の表面とラインを備えた、運転可能な彫刻"!
アウディでエクステリアデザイナーを務め、この研究を量産化につなげたトルステン・ヴェンツェル氏はこう振り返る。「私たちにとって最大の賞賛は、業界紙がスタディからシリーズモデルにほとんど変更がないことを、高く評価してくれたことです。もちろんプロポーションを含め、シリーズバージョンの技術仕様のため、いくつかのディテールを変更しなければなりませんでしたが」。自らも初代TTを所有するヴェンツェル氏にとって、TTは現在も変わることなく、"最高の表面とラインを備えた、運転可能な彫刻"なのである。
アウディTTは、伝統的な名前を持つ革新的なモデルだった
インゴルシュタットに本拠を置くこの自動車メーカーは、当時、新型スポーツカーにアウディの慣例から意図的に逸脱した名前を付けた。「TT」というモデル名は、マン島で開催される伝説的な「ツーリスト・トロフィー」を彷彿とさせるものである。ネッカーズルムに本拠を置いていた自動車メーカー「NSU」は、すでに「NSU TT」によって1960年代にマン島で成功を収めたモータースポーツ・ブランドであり、アウディはこのNSUとのつながりを確立したのだ。
そして4つのリングを持つブランドは、アウディTTのネーミングに、この二重のリファレンスを用いたのである。キュレーターのシュテファン・フェルバー氏は、「夏の展示では、TTの歴史の中でも特別なモデルを展示しています。たとえば1954年の「NSU Rennfox」は、TTアルスターで優勝し、のちのNSUモデル「Quickly TT」や「NSU Prinz TT」の名前の由来となったモーターサイクルだ。この系譜を通じて、アウディTTの前身でもあり、ブランドを決定づけた革命的なモデルでもある。
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